W2×1　【MiyabihimeA】

　経済特別解放区（通称：特区）―――そこは大陸系、欧州系、その他・・・闇に属する『夜会（カヴン）』の３系統に分類される吸血鬼たちが、人間と共存している人工島である。 "

1.失せろ。さもなければここで死ね。…SSはこちら >>

　『プリベンダー』―――それは地球統一国家の政府直属で、争いの火消しを目的とした一流エージェントを抱える最大組織の名称である。
　当初は『国家機密情報保持対策室』だった部屋は、現在『国家公安機密情報保持保安緊急事態対策室』なる長ったらしい名前を冠していた。何か事件が起きるたび、ネームプレートに文字が注ぎ足された結果である。
　この部署はプリベンダーの中でも極秘情報を扱い、元ガンダム・パイロット４人が所属していた。エリート中のエリートとして、周囲からの羨望と信頼も厚い。実際、彼らの働きは高く評価されていた。
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≪2009Halloween企画≫化け南瓜の祟り？…SSはこちら >>

　窓の外は晴れ渡り、吹き抜ける風も心地よさを運んでくる。焼き上げたばかりのベリーパイには、３種類のベリーを鮮やかに飾りつけた。 "

従1.絶対服従…SSはこちら >>

　書類を捲り署名する音が支配する室内は、午後の陽射しの中で淡々と仕事を片付ける主の溜め息によって単調なリズムを変化させる。窓の外は好天で、世間では子供に分類される幼い少年が部屋に篭っているのは、ひどく不健康に思われた。 "

主1.特権階級…SSはこちら >>

　艶やかな黒髪、大きな蒼い瞳―――整い過ぎて人形を思わせる顔（かんばせ）は、軽く小首を傾げてふわりと柔らかな笑みを浮かべた。
　デュオと撃ち合いになっているテロリスト達を一瞥し、考え込むように唇に指を当てる。 "

50500GET　【3】…SSはこちら >>

「ったく・・・書類ぐらいで大げさなんだよ」
「そうですね、その”書類ぐらい”が原因で部下が全員残業したり、経理処理がストップして騒ぎになったり、あまつさえ任務遂行が遅れても・・・誰も気にしませんとも」 "

50500GET　【2】…SSはこちら >>

　人類を滅ぼしかねない戦いを経て・・・今、地球は平和を手に入れた。
　そして―――幸せ色に染まったバカップルが一組・・・・否、二組いる。戦争の立役者であり火種であった彼らは、平和ボケすることを許されぬ複雑な立場の筈だが、本人達はどこ吹く風と平和を満喫していた。
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50500GET　【1】…SSはこちら >>

　先日は投票にご協力いただき、ありがとうございました。
　53000のキリリクGETの方が名乗り出られなかったので、公約通り1ヶ月を経過した後に投票を行いました。その結果は・・・・意外や意外、49500GET（吸血鬼なデュオ）の続編です。しかも・・・裏エロに投票された４票のうち、２票は49500GETの秘められた朝チュン部分―――。
　う～ん、頑張ります。
　いろんな意味で・・・汗；


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「いつから・・・いつから気づいてた？！」
　顔を見合わせた戸口の３人は、くすくす笑い出した。デュオが取り乱すのは想定していたが、ここまで気づかせずにヒイロが隠し通すとは思っていなかったのだ。 "

50000GET　【6】…SSはこちら >>

　デュオの左手の上に右手を重ね、上目遣いに見つめてくるヒイロに微笑を向ける。じっと待てば、今までのヒイロが信じられないくらい遠慮がちに口を開いた。 "

50000GET　【5】…SSはこちら >>

　小刻みに震えるヒイロの目が再び潤む。涙が落ちる前に、数度瞬いて濡れた瞳を上げた。
「ヒイロ・・・あの・・」
　言葉を探して迷うデュオへ、ヒイロが静かに首を横に振る。
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50000GET　【4】…SSはこちら >>

「アイツの事を考えると・・苦しくなる」
　ぎゅっと胸元のシャツを握る姿・・・・まさしく恋する乙女そのものだった。
「・・・・・・・・わかった」
　なんとかしよう。
　ヒイロの為だ、と自分に言い聞かせるトロワは他に何が言えただろう。”がさつ”を通り越し、女性らしさの欠片もなかったヒイロが望んでいるのだ。叶える努力をするのが、兄として・・もとい、相談役である友人としての役目だった。
「デュオと話してくる」
　不安そうに見上げるヒイロに微笑んで安心させ、振り返った瞬間―――予想外の事態に固まった。
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50000GET　【3】…SSはこちら >>

　デュオを投げ飛ばした直後、ヒイロはトロワの部屋に駆け込んでいた。ベッドの端に腰掛け、泣き出しそうな顔で俯いている。美人が項垂れている姿は哀れを誘う。
「・・・バレたのか？」
「たぶん・・」 "

50000GET　【2】…SSはこちら >>